カッヘルオーフェンとの出会い① 〜古民家の冷暖房の検討〜

2021年5月末。いよいよ小郡に移住して生活を始めました。


移住はしたものの、まだ大半の天井には断熱材が入っていません。天井も古い板を被せてるだけで隙間だらけです。建具の隙間もあって冷気が入ってきます。建具を開けると、直ぐに土間になっていて、その土間も穴だらけで、外と屋内を建具で仕切っているような状態でした。


夜になるとゴキブリが何回も出てきました。移住して秋になるまでにゴキブリと遭遇した回数は、今まで生きてきてゴキブリと遭遇した回数を軽く超えました。特に驚いたのはゴキブリの大きさです。農村部のゴキブリのサイズは都市部で遭遇するサイズと比較にならないほど大きいです。


ゴキブリを凍結させるスプレー何本も買いました。薬品入りの殺虫剤と違ってキッチンでも安心して使えるのですが、この凍結させて駆除するスプレーは意外と値段が高いです。凍結させて殺した後は、虫をキャッチする棒をAmazonで購入していたので、それを使って外に捨てました。


夜に電気を消すと、部屋の何処からかカサカサと物音がします。ゴキブリが動き回っている音です。寝る時はAmazonで購入した蚊帳をつかってました。しかし、出てくるのはゴキブリだけじゃありません。朝方の4時にどんどん!と物音を立ててアライグマは屋内に侵入してくることも多々ありました。


こんな状態からの移住生活でしたが心配なのは『冷暖房』です。


大型のエアコンを買ったこともあり、夏場は隙間だらけなので、ある程度は涼しかったのですが問題は冬場です。ただでさえ広い古民家ですが隙間だらけでもあります。


寒い冬をどう乗り切るかは移住前から課題でした。


そこでエアコン以外の暖房設備を検討しました。たまたま、その頃に田主丸の『ギャラリー萌木』という店で食事をした際に、店内に薪ストーブが置いていました。まだ寒い時期だったのですが広い店内は暖かくて快適でした。「薪ストーブはいいかもしれない」と考え始めました。ただ、生まれてこのかた薪ストーブを使ったことがなく、果たして薪は手に入れることが出来るのか?薪割りは出来るのか?薪の保管をどうするのか?薪ストーブをどう運用していけばよいのか?など不安がありました。

 

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田主丸のギャラリー萌木の薪ストーブです。広い店内もポカポカ陽気で暖かったです。

 

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料理も沢山サービスしてくれました。