カッヘルオーフェンとの出会い③〜ペレットストーブの検討〜

地元の夕方のテレビ番組で、豊前市が地元産のペレットの消費拡大のため、ペレットストーブの設置を推奨しており、ペレットストーブを導入した市内の何軒かのお宅の映像が流れていました。映像で見たペレットストーブの存在が気になって、実際に体験してみたいと考え、友人と一緒に豊前市まで見学に行きました。豊前市にはペレットストーブ売店があり、燃料になるペレットを製造販売しているNPO法人があります。

 

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お店で見たペレットストーブそのものは、日本製ではなく海外から輸入されたものでした。煙突が、横引きでも大丈夫だというのが設置場所に縛られないというメリットを感じましたし、ストーブ本体のデザインがオシャレでした。

 

実際にペレットストーブを体験した感想としては、ペレットの自動投入機能や、タイマーなどもついていて、ほぼ灯油ファンヒーターの「バイオマス版」なんだなということでした。いろいろと制約のある薪ストーブを、手軽に、便利に各部屋で使いたいというニーズには、ピッタリだと思います。パワー面では、現代の新築一戸建てのリビングや、マンションでの暖房機能としては十分かなとは思ったものの、我が家のようなほぼ無断熱の広い古民家で使うには、果たしてパワーが足りるのかなというところでした。

 

後日、山口県の道の駅『センザキッチン』に行く機会があったのですが、そこにペレットストーブが設置されていました。日本海側の寒い1月ということもあるのですが設置された部屋は広く、ストーブの近くにいないと暖房効果を感じませんでした。それと送風ファンの音なのか、何かの動作音がしてうるさく感じました。

 

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 ペレットストーブは、燃料としてペレットを購入し続けなければなりませんが、わが家の最寄りのホームセンターでは売っていません。定期的に送ってもらうには、その都度配送料もかかるし、軽トラで豊前市まで買いに行くのも、片道二時間近くかかるしな、と肝心のペレットの調達がネックでした。金額的には、灯油とあまり変わらないとのことでした。もちろん、ペレットストーブを導入する社会的意義は素晴らしいと思います。薪そのものとしては使いづらい細い枝も、無駄なくチップ化し、資源として活用することができます。また、ペレットを作るという加工の手間により、山村に雇用が生まれますし、林業の活性化にもつながるものだと信じています。

ただ、どうしても、今の僕には、灯油や電気、ガスのように、お金を出してペレットを買い続けるより、薪のように、ご近所からもらったり、自分で木を切って割ったりしていくことが、これからしたい自分の生き方に合っているような気がしました。

 

いろいろと検討した結果、僕の選択肢からペレットストーブは外れました。なので、ペチカを自作するか、薪ストーブにするかしかないのかな?という選択肢になってきました。

 

そんな状態で、小郡や久留米付近で薪ストーブの販売会社を調べていると、八女郡広川町に通常の薪ストーブとは違う取り扱い店があるのに気がつきました。

 

ホームページを読んだところ、薪ストーブとは違う『カッへルオーフェン』を扱っていました。その店でワークショップを定期的に開催しているようなので、早速申し込みをしました。

 

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たまたま寄った筑前町の飲食店にあった囲炉裏です。