農産加工販売への道のり②~保健衛生課の訪問~

小郡の加工場の利用に関しては「使用料 3,3000円」と条例に書かれていました。「1日借りるだけでこれだけの金額を取られるのか……」と驚いたのですが、使用単位に注意書きに「1作業」と書かれていて注釈がついていました。

 

注釈には「1作業とは、大豆加工食品製造における麹造りから熟成までの工程をいう」と書かれていました。

 

職員の方と話しましたが、麹作りから熟成までなので「恐らく1日で3,3000円ではない」と言われました。ただ、気になったのは注釈にかかれた「大豆加工食品製造」の箇所です。注釈に書かれた内容から見て、どうやら設備も含めて「味噌」を作ることが前提のようでした。過去に利用されたのも小学生の味噌作り体験でした。そもそも味噌と違って、ジャムを作るのに数日かける必要はありません。それにしても味噌を作る前提の加工所を作って、その加工所の利用回数が過去3回という酷さに驚きました。どんな政治圧力があったのかは分かりませんが建てるだけ建ててほったらかしのようで対応してくれた職員の方も説明に苦慮していました。別の日に現場を見学することもできると言われましたが、お断りしました。

 

味噌作り前提の施設ですし、利用料を見て、小郡市役所管理の加工所の利用は諦めることにしました。

 

近所に会って市役所管理の加工場なので、安く利用できると思ったのですが予想は外れてしまいました。その後、対応してくださった職員の方から電話があって、久留米で加工用の機器や場所を貸してくれるかもしれない施設を教えてもらいましたが、調べてみたところ望みが薄そうだったので諦めました。

 

加工場に関しては一旦保留にして、そもそも加工の許可申請をどのようにしていけばよいのか調べることにしました。

 

そもそも届出をする機関はどこにあるのだろう?

 

と思って調べていると、僕が住んでいる小郡のは管轄は、朝倉の甘木にある福岡県朝倉総合庁舎の保健衛生課であることが分かりました。早速、話を聞きに役所まで行きました。庁舎の一階にある保健衛生課を訪れると、若い男性の担当者が対応してくれました。

 

まずはジャムの加工に関しては話をすると「保存する容器をどうするのか?」と質問されました。「瓶なのか?密封された包装なのか?包装は賞味期限を伸ばすためのものか?」とあれこれ聞かれました。「とりあえず瓶詰めを考えています」と伝えると、それならジャムに関しては「届出」だけでよいと言われました。

 

 

<つづく>