農産加工販売への道のり⑤~菓子製造業の要件~

それから職員の方から菓子製造業の許可までの流れを説明してもらいました。実際には小郡で菓子製造を行うのではなく、実家で菓子製造を行うので朝倉の役場に許可の届け出をすることはないのですが、せっかく来たついでだったので説明を受けることにしました。もらった書類の中に許可にあたっての条件がいろいろと書かれていました。

 

まず気になったのは床を防水にしないといけないと説明を受けました。この点に関して質問をしたのですが、実際に写真で見るか現地で確認しないと基準を満たしているかは分からないと言われました。この件に関しては、後日実家近くの大野城の役場に行って床の写真を見てもらったのですが「現状の床材で問題ない」と回答をもらいました。

 

他にも日常的な生活で使う動線と分ける必要があるなどの説明を受けましたが、この点に関しては実家の建物は二世帯の構造で別々になっていたので問題なさそうでした。またこの点も後日、大野城の役場行って手書きの間取り図を見てもらいましたがら「問題ない」と回答をもらいました。

 

その中で、一点ほど「これは現状の設備ではクリアできないだろうなー」と思う事項がありました。それは手洗い場の蛇口のハンドルです。水を出す際にハンドルをが握りひねって水を出すタイプだったのですが、手で握らずに肘で水を出すことができるレバー式のタイプにするようにと書かれていました。

 

この蛇口のハンドルに関しては、あれこれ対策を考えた結果、ハンドルをレバー式に変えることができる部品がAmazonで売られていることに気づきました。その商品購入して付け替えをしましたが、20分~30分くらいで交換は終わりました。当初、水栓自体を全面的にやり替える必要があるかと思っていたのですが、意外と簡単にクリアできました。

 

 

ちなみに菓子製造業の許可申請に関しては、初期手続きの費用と、定期的に更新が必要で、その更新にも費用がかかると言われました。たいていは5年で更新手続きが必要と説明を受けました。

 

色々と説明を聞いた結果、

 

ジャムの加工は小郡でする。

これは朝倉の役場にジャム加工の届出をする。

 

ジャムとフルーツレザーの加工は実家でする。

これは実家近くの大野城の役場に菓子製造時の許可申請をする。

 

以上のように今後の方針を決めることにしました。

 

<つづく>