漆喰に濃い色をつけたくて試行錯誤した話①

購入した古民家に10畳くらいの広さの和室があったのですが、

 

その部屋の壁に塗る漆喰に色を付けてみたい!

 

と思ったのが、きっかけでした。それまで漆喰はすべて白色で塗っていたのですが、和室の雰囲気を出すために「壁に濃い緑色の漆喰をつけたら素敵だろうな」と思って試してみることにしました。

 

この部屋は和室感を出すために「畳」にするつもりでしたが、フローリングに変更しました。畳は何年かしたらやりかえをしないといけないので、ジョイントするタイプの畳を買うことにしました。この部屋の壁を濃い緑色の漆喰で塗りたいと思いました。

 

古民家再生を初めて漆喰を塗り始めた当初ですが、日本プラスターという会社が販売している『漆喰うま~くヌレール』という商品を使っていました。この商品は出入りしていた建設会社の人から教えてもらったのですが、撹拌機で練ったりする必要がなく、開封してすぐに漆喰が塗れる便利な商品ではあったのですが「割りと高い値段がする」という問題点もありました。これから全部の部屋や土間、外壁でも漆喰を塗る可能性があったので、途中からうま~くヌレールを買うのは止めて、マキタの撹拌機を買って漆喰粉をきちんと練るようになりました。ちなみに、この『うま~くヌレール』という商品を入れているバケツですが、捨てずに保管しておくと、色々な用途に使えて便利です。漆喰の粉を入れて水で溶かしながら撹拌機で混ぜるのにも使えますし、収穫した野菜を入れたり、雑巾を絞るバケツの代わりにも使えますし、今でも有効活用させてもらっています。

 

濃い緑色をつけたいと思ってからネットで調べてみたのですが、タナクリームの顔料を漆喰に混ぜれば色がつくことが分かってきました。それでタナクリームのベルデニコシアを購入しました。

 

ついでに、うま~くヌレールの若草色をメルカリで買っていたので、漆喰粉+うま~くヌレール+タナクリームのベルデニコシアを混ぜて漆喰を作って塗ってみることにしました。ちなみにうま~くヌレールの若草色だけでは、望んでいるほどの濃い緑色が出ないことは分かっていました。ホームセンターで塗ったあとのサンプル品が置いていましたが、うっすら緑がかかっているだけでした。

3つを配合して塗った直後、濃い緑色が出たので「うまく行ったかな?」と思ったのですが、時間が経過して乾燥するにつれて、徐々に緑色が薄くなっていきました。