漆喰に濃い色をつけたくて試行錯誤した②

緑色の漆喰ですが、塗った直後は深い緑で満足していました。しかし翌朝になると極めて薄い緑色に変わっていました。というか……緑色ではなくほぼ白色に変わっていました。「少し緑色が入っている」と説明したら、「そういえば少し緑色が入っていますね」と反応が返ってきそうなくらい、うっすらと緑色です。

 

どうしたら濃い緑色が出せるんだろう?

 

と考え、数日後、大野城に元左官屋さんに話を聞きに行きました。

 

その左官屋さんに塗料について色々と相談すると、 株式会社ヤブ原のマインというシリーズを使用して色を塗っていると聞きました。床の間は濃い青色にしたいと考えていたので、早速、ネット上で「マイン青竹500g」を購入しました。

 

 

マイン青竹の塗料を漆喰に混ぜて、撹拌機で混ぜました。購入した塗料をすべて混ぜ込みましたが、少し薄い青色という感じで嫌な予感がしましたが、試しに天井部だけ塗ってみることにしました。

実際に塗った翌日に確認したら、綺麗な青空という感じでした。

もっと濃い青色を期待していたのですが、思ったような濃い色が出ませんでした。

 

そうこう悩んでいる日々、たまたま甘木のコメリパワーに行ったときに、「うまくぬれーる」の営業の方が商品の体験会を開催していました。ちょうど漆喰の粉を購入するつもりで台車に積んでいた僕の姿に目を留めて話をすることになりました。その営業の人に「漆喰で濃い色を出せないか?」と相談をしてみましたが、「そういう要望はたまにもらうけど、漆喰で濃い色を出すのは難しい」と言われました。うまくぬれーるの若草色などを勧められましたが、既に使ったことがあると説明しました。以前、ネットで漆喰に色を付ける方法について調べた際、漆喰で濃い色を出して壁に塗っている人がいたので、そのサイトの画像をスマホで見せて「どうやって色をつけているのか?」と質問したところ「漆喰ではなくて何かの塗料を塗ってるのはないか?」と言われました。

 

もともと漆喰は白色なので、それに対して濃い緑や青を出すのは難しいようです。

 

営業の人にスマホで見せた画像ですが、和室部屋の広い範囲に濃い色の漆喰を塗っていましたが、後になって考えてみると、これは塗った直後に撮影したのではないか?と思っています。もしくは膨大な塗料の粉を買って混ぜたかです。それにしても一部屋分の全てを濃い色に仕上げるのは、かなりの塗料費がかかります。

 

結局、漆喰で濃い色を出すのは諦めました。漆喰の代わりにジョリパットで藁を混ぜて塗り上げました。今回は諦めましたが、いつか何かのタイミングで漆喰に詳しい人にあったら濃い色を出す方法について質問してみます。

 

<終わり>