古民家の断熱対策について①〜使用している断熱材の種類〜

僕の住んでいる古民家で使っている断熱材は『ネオマフォーム』『グラスウール』『ウッドファイバー』『セルロースファイバー』となります。古民家暮らしはいいのですが、そもそも都市部生まれなので、熱くて寒いのは嫌だという我儘さも持っていて、古民家の良さを残しつつ、断熱材はしっかりと入れて快適な生活を目指しています。

 

天井部に関しては、キッチンの天井部はグラスウール。それからリビングの天井部はセルロースファイバーになります。床に関しては、ネオマフォームの50ミリを使用しています。

九州で使用している断熱材はよく30ミリから45ミリなのですが、少し厚めの50ミリにしました。ただし座敷の押入れの床面に関しては、ウッドファイバーを使いました。壁に関してもネオマフォームを使っていましたが、途中から、ウッドファイバーを使うケースも出てきました。それと断熱材ではありませんが、工事途中から透湿防水シートとして『タイベックシート』を使用しはじめました。このシートは断熱材と一緒に施工して隙間風防止にも使っています。

 

ウッドファイバーとセルロースファイバーとタイベックシートに関しては暖炉屋さんに教えてもらいました。タイベックシートはメルカリで安く売っているのに気がついて購入しました。それとタイベックシートを貼りつける気密テープもメルカリでまとめて出品している人がいたので大量に安く買うことができました。ウッドファイバーやセルロースファイバーの良いところは天然素材なので燃やすことができることです。いつか将来的にやり変えることになったら、グラスウールやネオマーフォームと違って燃やして処分できます。

 

グラスウールやネオマーフォームの施工に関しては書く必要がないと思いますが、ウッドファイバーの施工に関しては、まずはめ込む先のサイズを確認してからウッドファイバーにカッターで切り込みを入れて大きくちぎります。それを施工部にはめ込んで、隙間に細かくちぎったウッドファイバーを埋め込んで塞ぎます。

セルロースファイバーの施工に関しては、完全に業者さんに任せるしかないのでお願いしました。まだ外壁と接している壁に関しては断熱材が入っていないので寒いままですが、天井部に関してはセルロースファイバーを撒いてから断熱対策がしっかりとされました。

 

断熱材に関しては出入りしている大工さんや業者さんよりも、暖炉屋さんが圧倒的に詳しくて色々と教えてくれました。ウッドファイバーやセルロースファイバーを提供してもらったりと、施工方法なども含めて教えてくださって感謝しています。

 

<つづく>