買ってよかったもの~柿渋~

塗料はかなりの箇所で『柿渋』を使っています。昔からある柿渋を塗料を使うことにしたのですが、古民家なのでかなりマッチしました。

 

最初は筑後吉井の道の駅に売っていた柿渋を買って使い始めたのですが、発酵した香ばしい匂いがしました。塗った直後はなかなか色がつかないのですが、数週間から数ヶ月経つと良い色が出て来ます。この道の駅で購入した柿渋ですが販売者の連絡先をつきとめて直接連絡をしました。お爺ちゃんが個人で製造から販売までしていて、まとめ買いをしました。柿渋の匂いですが、数日もすれば匂いは消えてしまいます。昔の人は年末になると恒例の作業で家の柱に柿渋を塗っていたと地元の人たちが言っていました。

 

この道の駅で買った柿渋ですが、塗って柿渋の色が出るまでに少し時間がかかります。それからインターネットで販売しているターナーの柿渋を買うようになりした。ターナーの柿渋ですが、あまり使わないで長期間放置していると、底にダマになってしまいます。水に溶かして塗ったりしたのですが、少しダマが残ってしまって綺麗に濡れませんでした。

 

ターナーの柿渋は無臭柿渋と謳っているだけあって、全く匂いがしません。塗って乾いたから直ぐに色が付きます。2回も塗れば十分に着色するので、1回目を塗って2時間くらい日当たりで乾かして2回目を塗って完全に乾けば塗装が完了するので、道の駅で買った柿渋よりは手軽に作業できました。塗った直後にも十分に着色されていますが、それから数日もすると更に色が濃くなりました。

 

知り合いの古民家再生をされた大工さんは京都のメーカーが販売している柿渋を使っているとのことでした。

www.kakishibu.co.jp

 

内壁から外壁から建具から柱から柿渋で塗りまくっていますが『柿渋』を選択して良かったです。