カッヘルオーフェンとの出会い⑥〜アルモニアのデザイン決定〜

暖炉屋さんのMさんから、アルモニアのデザインを決めて欲しいと連絡があったので、イタリアのメーカー(cerampiu)のホームページでアルモニアの色を指定するページを見つけてデザインを考えました。壁面はタイルなので、花柄にするなど凝ったデザインにカスタマイズができるのですが、古民家に馴染むように、他の古い家具などと統一感を出すように、なるべくシンプルにすることにしました。色を暖かいイメージの赤にしました。

 

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このホームページをみていると、アルモニア以外にも沢山のカッヘルオーフェンのタイプがあるのですが、出力や蓄熱時間が違っていて、僕の家にどのタイプが適しているのか判断がつきませんでした。この辺の選定はMさんを信頼してお任せしました。

 

Stufe in Maiolica e Caminetti su Misura | Cerampiù

 

こちらでアルモニアのデザインを決めてMさんにメールで連絡しました。その後、Mさんと大工さんら工事業者さんが集まって現地で打ち合わせをすることにしました。もともと玄関には靴を脱いで部屋に入る間に段差があったのですが、その段差の高さにアルモニアを設置することになりました。以前から大工さんも薪ストーブを設置するのなら、この段差は残したままにしておいて、段差に腰をかけて座って薪を投入したり、火を眺めたりすればいいと言っていました。

 

この時、Mさんがアルモニアを設置する部屋にある「下がり壁」の存在を気にしていたのですが、僕の方は深く考えていませんでした。この下がり壁が、まさか暖炉の設置後に邪魔になるとは思いもしませんでした。

 

その打ち合わせが終わって少し経って、Mさんからアルモニアを設置する場所の床を補強しておいて欲しいとメールで補強のサンプル画像が送られてきました。アルモニアの重量が500キロ以上あるため、床下から木材等で補強して欲しいとのことでした。この床下の補強に関しては、当初、もともとの靴置き場だったタイルの上から、自分でモルタルを施工する予定でした。しかし500キロのアルモニアを置いた後に、モルタルをうまく塗れていないなど問題になるのが恐くなったので、大工さんにお願いして木材で補強することになりました。

 

それから次に実際にアルモニアを置く面のデザインをどうするのか決める必要がありました。木の床板に直接置くのか、もしくは、ワークショップが開催されたお店のように、床板+強化ガラスを敷くのか、色々考えた結果、床に石材を貼ることにしました。