買ってよかったもの~土壁補修材の『島かべドカっと』~

解体作業で壁の木材を剥がしたところ、土壁が崩落している箇所があちこち見つかりました。いつか土壁を自分で作ってみたいという願望はありましたが、家を購入した時点では土壁まで手が回らず、土壁を剥いで、竹小舞も取って解体していました。土壁の補修に関しては諦めていたのですが、暖炉屋さんから近畿壁材の『島かべドカっと』と言う土壁の補修材があることを教えてくれました。ちょっと変わったネーミングの製品でしたが、とても役に立ちました。

 

軽量厚塗り 漆喰ドカッと! 20kg

 

アマゾン経由で買いましたが、必要になるケースが多くて何度か買い足しをしました。漆喰を同じよう島かべドカっとの白い粉と水を撹拌機を使って練りました。粉と水の量ですが、わざわざ測りながらしなくても目分量で調整して作りました。少し粘り気があって壁に叩きつけて落ちないくらいの硬さになっていれば大丈夫です。最初の一回目だけ測って大体の粘り気が分かれば適当に目分量と感覚で作れます。

 

コテ版の上に載せて、崩落がひどい箇所には島かべドカっとを手で掴んで破損箇所に塗りつけて平らに伸ばしました。漆喰と違って手に少しはこびりつきますが離れもよいです。ゴム手袋をして次々と島かべドカっとを手で掴んでは土壁が崩落して下地の竹小舞が見えている箇所に叩きつけては手でならしました。綺麗に仕上げたい箇所はコテで伸ばしました。土壁の崩落が少ない箇所は、コテに少しつけて伸ばすだけで大丈夫です。春先の寒い時期でしたが夕方に塗っても翌日の朝には乾きました。

天井裏は土壁がむき出しだったのですが、土壁が崩落していない箇所は通常の漆喰を上から塗って、土壁が崩落してしまった箇所は島かべドカっとを塗って補修しました。これで天井裏の土の匂いが消えました。

 

漆喰を変わらない簡単な施工方法でよく役に立った商品でした。

天井裏の土壁は、写真のように崩れて竹小舞が見えていました。

土の崩れがひどい箇所に『島かべドカっと』と塗り込んで、土壁が残っている箇所には、これ以上は土が崩落をしないように漆喰を塗りました。

屋根裏の壁の見た目が綺麗になって土の匂いが消えました。