買ってよかったもの~竹炭作りの無煙炭化器~

後になって振り返ってみて、もう少し早く買っておけばよかったと思うものがあります。それは「無煙炭化器」です。

 

 

 

モキ製作所の製品で、『現代農業』という雑誌の広告ページで見かけて存在を知りました。ただ値段も高く、実際に使えるのか分からなかったため購入するまでに至りませんでした。

 

そんなある日、桜の接ぎ木をお願いしに行った田主丸の店で、無煙炭化器のレンタルをしていることを知りました。試しに借りて使用してみたところ、これが予想を超えて良い製品であることを実感しました。その後、何度か借りているうちに、今後も使う頻度は高いことを実感したのでレンタルしている店にお願いして購入することにしました。最初はM150を購入したのですが、その後、便利だったのでM100も購入しました。

 

 

 

使い方は簡単で、この無煙炭化器を地面に置いて、杉の葉や段ボールなど燃えやすいものを入れて火を付けます。徐々に燃えやすい木を増やしていき、火の勢いがついたら大き目のサイズの木を投入してきます。無煙炭化器が一杯になった頃を見計らって水をかけて冷やして鎮火します。さらに縁に水をかけて無煙炭化器が持てるようになったら、片方ずつ引き上げて、無煙炭化器を火元(出来上がった炭)から外します。その後、炭に水をかけて完全に鎮火したら終わりです。無煙炭化器を使わずに燃やすよりも、早く燃えます。それに大量の炭ができます。

 

 

古民家を購入してから、家屋周辺や、北や北西の竹林を伐採して出てきた山のような木や竹は、天日に干して乾燥させてから灯油をかけて燃やしていました。それらの木や竹を燃やすのに、なかなか火の勢いが出ず時間がかかっていました。最初から無煙炭化器を持っていれば、もっと短い時間で燃やせたはずです。それと無煙炭化器を使って燃やした方が火事の心配が少ないと思いました。そして何よりも、山のような炭ができたはずです。無煙炭化器を使わずに燃やしてしまったので、それらは全て灰になってしまいました。もったいないことをした後悔しています。

 

 

この無煙炭化器のおかげで、大工さんの工事で出てきた木の廃材を燃やして炭を作れるようになり、小郡の家以外の工事で出てきた廃材も受け入れしています。この無煙炭化器を使ってできた炭ですが、土壌改善に役立ちました。