古民家改築⑧〜竹切り開始〜

不動産購入の意思を伝えてから売り主の承諾を経て、7月末から契約の準備が始まりました。ただ、お盆に入ってしまったりと、なかなか契約が進まない状態になりました。

 

それにしても夏の真っ最中です。

 

次々と成長する周囲の竹。竹。竹。竹。竹林。

 

ちなみに竹は「真竹」です。これが「孟宗竹」だったら家はつぶれていました。

 

竹は床を突き抜けて家の天井にも達しています。家へのダメージを一刻も早く減らしたい気持ちでした。そこで不動産会社を経由して「契約前だけど竹を切らしてもらえないだろうか?」と持ち主に相談してもらいました。8月中旬のお盆明け。持ち主から伐採の許可をもらいました。家の鍵に関してはキーボックスを設置してもらい受け渡しができるようにしてもらいました。

 

8月中旬。一番暑い盛りから屋外の作業を開始です。

 

作業員は私と母親と友人の3人です。密林状態なのでチェーンソーを振り回すことができないので、ホームセンターで「竹引のこ」を買って手で切り始めました。

 

まずは家の南側と倉庫の前。倉庫と家の通路です。この時点では、北側と北西の土地は、まだ購入していなかったので手が出せませんでした。

 

竹切り包丁を持って使って一本一本切り倒していきました。竹はなるべく1メートルくらいの高さを残して切りました。これは「現代農業」という雑誌に載っていた「1メートル切り」という切り方です。竹を腰の高さ。1メートルくらいで切って1年間位放置しておけば、根が腐って手で抜けるという記事を読んで真似しました。

 

ただ、結論から言うと、僕たちに1メートル切りの方法は不要でした。

 

その後、ユンボを入れて竹の根っこごと伐根することになったからです。ユンボの力を使えば根っこごと抜いて、竹の1メートル残した箇所も叩きつぶすことができました。

 

1メートル切りに関して言えば、僕たちは1年間待つことができずにユンボを使いましたが、確かに効果はありそうでした。切断して数日すると竹の断面から水や、根っこが吸い込んだと思われるヌルヌルとした養分が溢れて出してきました。ただ、1メートル残した箇所が沢山あって歩きにくく切り倒した竹を集めるのが大変だったりとデメリットもありました。

 

僕たちはひたすらに竹を切り進めていきました。竹の切り口を踏んで長靴の底が何度も破れました。夕方になると竹やぶから蚊が出てくるのでネットを頭から被って作業をしました。

 

この竹切り作業。終わってから振り返ると、とても楽しかったです。

 

竹を一本一本切り倒すたびに、開拓が進んでいるように達成感を味わっていました。

 

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倉庫前の竹林です。切ってみると大したことがない感じに見えますが、電線まで竹が伸びていました。柿の木などの大木は後でチェーンソーで切りました。

 

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倉庫と家の通路です。ここも竹が伸びて家にまで侵入していました。