カッヘルオーフェンとの出会い⑬〜アルモニアの操作方法〜

〇アルモニアの操作方法

操作方法はとてもシンプルです。ガラス扉を開ける際はノブ(写真の赤色枠)を上にあげて引きます。炉内の空気量の調整は、ガラスドアの下にあるレバー(写真の黄色枠)を操作します。

 

 

レバーを右にすると空気の取り入れが全開になります。左に引いていくと徐々に空気の取り入れを絞れます。ガラスドア手前の上部に通気口があって、空気が上から降りてくる構造になっています。外壁には空気を取り入れる通気口があります。この外壁の通気口から空気が入ってきます。

薪を燃やし始めた際は、レバーを右にして空気の取り入れを全開にして一気に燃やします。アルモニアの蓄熱ユニットが温まって安定してからは、レバーを真ん中にします。熾火になったのを確認して寝る際はレバーを左にします。


煙突の開け閉めを調整するレバー(写真は写真は後日貼ります)です。煙突を全開に開けるにはレバーを真上にします。左に90度ほど回すと煙突が閉まります。こちらも熾火になったのを確認して寝る際はレバーを左にします。火をつけていない時も左にしたままです。


〇使用する薪の量と本体が温まるまでの時間

これは薪の質や量や気温にもよりますが、質の良い薪を使った前提で話を書きます。アルモニア内部にある蓄熱ユニットが全て温まるまでの時間は1時間から2時間くらいです。春近い気温が温かい時期なら1時間弱で蓄熱ユニットは全て温まります。真冬の寒い時期なら1時間半から2時間くらいかかります。蓄熱ユニットは下から順番に温まっていきます。


薪の本数は最初に入れる本数は長い薪を3~4本くらい。短い薪を3本~4本くらい。焚き付けと着火剤を入れて一気に燃やします。薪の形や太さによって最初に入れる本数は変わります。少し暖かい日なら、これが燃え尽きたら蓄熱ユニットの下の辺は温まっています。それから薪を5~8本くらい燃やします。追加の薪が燃え尽きたら蓄熱ユニット全体が大体は温まっています。合計で多くても15本くらいは燃やして温まります。一度、蓄熱ユニットが温まってしまえば、空気調整のレバーを真ん中にしてゆっくり燃やします。


アルモニアを設置してもらった当初、Mさんから「アルモニアはかなり大きいので温まるまでに時間がかかる。薪をケチらないように!」と忠告を受けていたのですが、最初に投与する薪は3本。それから追加する薪も1~2本とケチりまくって燃やしていました。しかも空気調整のレバーは薪を投与して少し燃えたら真ん中にして絞っていました。当然ながら蓄熱ユニットは、なかなか温まりませんでした。


今でこそアルモニアの燃やし方のコツを少しは掴めましたが、「中途半端に薪を投与して中途半端にしか温まらないのなら、無駄に薪を使うな!」と教訓になりました。