キッチン天板のモールテックス①〜キッチン天板は高い〜

業者から見積もり書を出してもらった際、じぃーと、見積もり書を眺めていると「キッチンの天板が高い!」ことに気が付きました。大きめの台所を作ることになるので、当然といえば当然なのですが、天板を全てステンレスにするいうのは当初の想定よりかなりのコストが見込まれることがわかりました。

 

ステンレスという素材を完全に低く見ていました。

 

なんとか費用を抑えることができないかな?

 

と、あれこれ模索していた際、NHKの『趣味どきっ!〜人と暮らしと、台所〜』という番組でコウケンテツのキッチンが紹介されていたのですが、その番組でコンクリート色の天板が出てきました。

 

これは何という素材を使っているのだろう?

 

と思って、業者さんに写真を送って質問したところ「恐らくモールテックスですね」という返答が来ました。触り心地のよさそうなコンクリート色で、「これならステンレスの天板を使うよりも安く済みそう」という予感がしました。この予感は完全に甘かったことが後から判明します。ちなみに過去に別の番組で「コンティニューオ」という似たような素材が天板に使われているのを観たことがありました。この素材に関しては業者さんは存在を知りませんでした。

 

その打ち合わせの場で、業者さんから「久留米でモールテックスを使っている喫茶店がありますよ」という話を聞きました。

 

久留米市内の通町に『COFFEE COUNTY』という喫茶店があるのですが、その場でモールテックスの実物が見れると教えてくれました。とりあえず実物を観てみないと使うべきか判断がつかないと思って見学に行きました。

 

その喫茶店では、キッチン部分の天板だけでなく、レジカウンターもモールテックスが使われていました。アルバイトの店員さんにあれこれとモールテックスの使い心地について質問しているとカウンターの中に入って見学しても良いと言ってくれました。カウンターの中に入って驚いたのは、シンク部分までモールテックスを使っていたことでした。

 

店員さんから「水に濡れるシンクでモールテックスを使い続けていると色が濃くなった」と言っていました。確かに天板よりもモールテックスの色が黒くなっていました。「使い勝手はどうですか?」と質問したところ「特に何も思わない」という答えが返って来ました。別に不便なところも便利なところもないようでした。

 

実物を触ってみたところステンレスよりも触り心地がよかったです。

 

その店を出て夜になってから業者さんに「モールテックスかコンテニューオのどちらかを使ってみたい!」という意思を伝えました。工事を依頼している業者さんからも「モールテックスは自分たちもやってみたことがないからやってみたい」と言われました。

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